国道157号線の大通りに面した片町商店街は、多種多彩なお店が軒を連ねており、昼夜を問わず人が集まってくる北陸最大級の繁華街です。昼間はショッピングや食事をする人たちでにぎわい、最新のファッションを扱うお店から、金沢らしい伝統工芸品を扱う老舗まで、多彩なお店がオープン。ランチを楽しめるレストランやカフェも多く、サラリーマンやOLが足を運んでいます。夕方になれば、ファストフード店やコンビニに出入りする学生の姿も。夜は北陸で最も活気のある歓楽街となり、きらびやかなネオンの輝く街に。数千軒に及ぶ飲食店や飲み屋の数は全国でもトップクラスであり、居酒屋、小料理店、和ダイニング、バー、クラブなど、あらゆるお店が営業。夜の金沢を堪能できるスポットとなります。シティホテルやビジネスホテルも多く、観光地へのアクセスも便利。このため、片町を滞在拠点とする観光客も少なくありません。
情報発信のまちづくりで商店街をPR
片町は、日本で最初に組合組織が結成された商店街であり、店舗同士の協力体制をいち早く確立した商店街です。そのルーツは江戸時代初期、河原が埋め立てられ、町が形成されたことに始まります。「片町」という名称は、町の片側に商店街が作られたことに由来しています。古い歴史を受け継ぎながら、近年は最新の試みを数々実施。「情報発信のまちづくり」を掲げて街活性化に取り組んでいます。デジタルサイネージやタウンマガジン、ITを駆使した事業等、街の情報を自ら発信。2001年(平成13年)にはオフィシャル・ホームページ「e-katamachi」を開設し、周囲に先駆けてインターネットによる販促事業をスタートさせました。また、国道を開放した歩行者天国「片町ホコ天」や「金沢まち飲みラウンド」「片町ラウンドコンパ」「青年部・朝掃除」等、各種イベントや企画も精力的。活発な商店街運営を誇っています。2006年(平成18年)には経済産業省の「がんばる商店街77選」に選定されました。
オンリーワンの店舗集積を
片町商店街振興組合は、全国的なチェーン店だけでなく、金沢らしい個性を持った店舗の集積を目指しています。また、にし茶屋街などの近隣スポットを回遊するルートを提案し、観光客にもPR。歩道拡幅やベンチの設置、アーケード整備によって、楽しく安心して歩けるまちづくりを進めようとしています。